シジョセンは文響社から出版された消費者トラブルをテーマにしたライトノベル小説です。
今回は、シジョセンで行われたCM作戦会議の模様を作者が書き起こしました。
登場人物は次のメンバーです。
神前愛佳(部長、消費生活相談員、法学部3年)
芽森琴音(カウンセラー、お嬢様、家政学部2年)
白砂菜月(アシスタント、空手女子、体育学部2年)
七緒実乃里(アシスタント、ヒロイン、法学部1年)
村正悠也(顧問弁護士)
登場人物の詳細はこちらでイラスト付きで紹介しています。
シジョセンの部屋では、七緒実乃里がメールをチェックし、その傍らでは、神前愛佳が司法試験の勉強をしていました。
部屋の片隅では、村正悠也が椅子に寝そべっています。
実乃里「愛佳先輩。文響社から私たちの小説をもっと宣伝するために知恵を出してくださいと相談が来ました」
愛佳「うーん。私、こういうPRは苦手なのよね。実乃里ちゃんはなにかアイデアないかしら?」
実乃里「私も思いつきません。村正先生、どうしたらいいんでしょう?」
村正「宣伝なんてしなくていいから! というか、売れないでほしい!」
実乃里「えっ? どうしてですか?」
村正「小説が売れて、実乃里ちゃんに変な男のファンができると困るから! 実乃里ちゃんは俺だけのものだ!」
実乃里「ええっ!」
愛佳「何言ってるのよ! あんたは!」
村正「痛てえ!」
愛佳が六法で村正を成敗している間、白砂菜月がシジョセンの部屋に入ってきました。
菜月「おはよう! 実乃里、すごいよ!」
実乃里「菜月先輩、おはようございます。何かあったんですか?」
菜月「大学に来るまでの間に、あちこちの本屋さんに立ち寄ってみたんだけど、どの本屋さんにも、実乃里が表紙の「紫雲女子大学消費者センターの相談記録 初回500円の甘い罠」が目立つところに置かれていたよ!」
実乃里「本当に売られているんですね! なんだか恥ずかしいです……」
村正「はあ……まじかよ」
愛佳「よかったわ。文響社の皆さんが頑張ってくれたのね。感謝しなければならないわ」
菜月「そうだな。私たちもできることで協力しないと」
実乃里「今、PRのために何をすべきか考えていたところなんです」
菜月「うーん……」
最後に芽森琴音が軽やかな足取りでシジョセンの部屋に入ってきました。
琴音「ごきげんよう。みんな早いですわね」
実乃里「ご、ごきげんよう……(ごきげんようは言いづらいな)」
琴音「皆様、お悩みみたいですわね。何かありましたの?」
愛佳「実は、私たちの小説をもっと宣伝する方法を考えていたところなのよ」
琴音「それなら、PR TIMESを使えばいいんですわ」
実乃里・愛佳・菜月「PR TIMES?」
琴音「PR TIMESにプレスリリースを載せれば、全国各地の新聞社やWEBニュースサイトに一斉に配信してもらえるんですの! 私たちの活動を拡散するにはぴったりですわ!」
菜月「いいじゃん。それ!」
実乃里「いいと思います!」
愛佳「じゃあ、決まりだわ。早速、プレスリリースの原稿を書くわよ」
琴音「私も協力しますわ」
村正「まじでやめてくれえ……!」
そして、実際に完成したプレスリリースはこちらです。
この会話劇に登場する女子大生たちの活躍は、下記のライトノベル小説「紫雲女子大学消費者センターの相談記録」でお読みいただけます。
ぜひ、お楽しみください。
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